あまんちゅ! 第9話「消せない思い出のコト」感想

今まで語られなかった、てこの中学時代が明らかになりました。

というか俺、あんまりてこの過去が出てこないのでてっきりてこは中学の時の友だちと喧嘩別れか何かして未だに仲直り出来てないのかと思ってました。とりあえずそんなことはなくて一安心。

今回はのっけから驚かされました。
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「オ・オ・キ・さん♪」
こ、この声は……、まさか!
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「ねぇ、大木さん、良かったら今度の遠足、私達と一緒の班にならない?」
灯里?!灯里が何故ここに?!逃げたのか?自力で脱出を?
この声、この喋り方、このもみあげ!間違いなく「ARIA」の灯里じゃねーか!
∥ ̄口 ̄∥はひーっ
驚くのは まだ 早い!
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藍華も出てきたーーー!
つい最近ニコ生でARIAを見た私にはタイムリーなサプライズでした。スタッフも粋な事をします。

てこのガラケーの画像メモリがいっぱいになったことから話が始まります。画像を移動すればいいという言葉にてこは思い出の拠り所としていた写真がただのデータだということを実感してしまい、一人曇るのでした。オープニングのあのシーンはこういうことだったんですね。
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↑あのシーン

そしててこの回想。東京から引っ越しばかりの時、茜と電話するてこは、これから二人との距離がどんどん離れていくだろうことを思い、泣いてしまいます。
ARIAでもアリスが同じ悩みを抱えていましたね。アリスがどうやってそれを解決したかは本編でご確認を。
こ う言ってはなんですが、てこってちょっと重すぎやしませんかね?彼女が友だちを作りにくい性格をしていて、だからこそ友だちを誰よりも大切に思っているの はわかりますが、依存しすぎるのも問題です。高校を卒業して、ぴかりと別れたらてこはどうにかなってしまうんじゃないでしょうか。

元気がないてこをダイビング部の面々は心配します。しかしてこは何も言わないので、これでてこの悩みがわかったらそいつはエスパーか何かでしょう。
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「あれは、きっとてこにとって大切なモノなんです。ただの画像データじゃなくって、その写真を撮った時に生まれた気持ちとか、出来た思い出とか、そういうのが沢山詰まったモノなんです」
ぴかりはエスパーだった。ただし相手がてこ限定の。

ダ イビング部の皆はてこを元気づけるために、デジタルフォトフレームをプレゼントしました。データを移動するのは同じなのに、嫌じゃない……。てこの気持ち を説明するのも野暮なので、ここは見た人の解釈に任せます。しかし「でっかい宝箱」がデジタルフォトフレームだったのは良い意味で予想外でした。

「ありがとう」と感謝を告げるてこに、ぴかりはこう返します。
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「こっちこそ、ありがとう てこ!だって、プレゼントは貰う方よりも、あげる方が嬉しいのです。貰う方は一瞬だけど、あげる方は何が良いか考える時間、選ぶ時間や渡すまでのワクワクで、いっぱいいっぱい楽しい時間が貰えるんですもん。だから てこ、ありがとう!」
現代の聖者。その名は小日向光。

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良い最終回だった……。

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「ねえ聞かせて、私の知らない学校のこと。ねえ聞いて、君の知らない新しい学校のこと。それは、とても素敵で大切な宝物。私たちの、新しい物語」

それでは最後はこの人に〆てもらいましょう。
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「恥ずかしいセリフ、禁止!」