BLUE GIANT SUPREME 第1話「WONDERLAND」感想

大がドイツに着いて川の畔でサックスを吹きました。以上。

びっくりするぐらい何も起きませんでした。後の契機となる人物と出会うぐらいはあると思っていましたが、まあよく考えれば当たり前のことですよね。

ツテも何もない大がいきなりドイツに行っても、トントン拍子に上手く行くことはもちろんなくて、その兆しさえ全く見えないのが普通です。

そしてそのシビアさ、とすら呼べない普通さが、BLUE GIANTらしさでありいいところでもあります。実に丁寧です。最近そういった丁寧さ、リアリティや人の心情がどうやって移ろっていくのかの描写は歓迎されていないと私個人は思っています。しかしBLUE GIANTが売れてるということはまだまだそうとも言い切れないようで、私としては嬉しい。こういう丁寧なマンガは安心して読むことが出来ます。でもユキノリがああなったのはまだ許してないからな!

実質来ただけなのに、「最高の一日だった」と思う大。強がり?本心?その両方?なんにしろ、大の新しい人生がドイツ・ミュンヘンから始まります。