逆転裁判 24話 & 遊戯王ARC-V 124話 感想

逆転裁判 第24話「さらば、逆転 - Last Trial」

ゲームでは冥が持ってきた三つの証拠品からビデオ(アニメではDVD)を選び、それ以外はゲームオーバーなんですが(ちなみにバッドエンドが用意されており、かなり後味が悪いです)、どの選択肢を選んでも途中まで御剣が同じことを言うのでミスったと早合点した私は延々とリセットと総当りを繰り返し、結局攻略サイトを見てクリアしました。攻略サイトに頼るのがなんだか悔しくて、今でもよく覚えています。

アニメでは有罪判決でしたね。これもゲームでは有罪か無罪か選べますが、アニメと同じように命の危険から王都楼が自供して有罪になります。

冥に鞭を渡すシーンはカットもしくはさらっと流されると思っていたので、ゲーム通りだったのには驚きました。作画も良かったですし、アニメでこのシーンを見れて非常に満足です。

アニメ逆転裁判総評

ぶっちゃけて言うと大して面白くなかったですが、なんだかんだで最後まで見てしまいました。あまり肩肘をはらず、だらだら見ることができるので、飯を食いながら見るにはちょうどいいアニメでした。

ゲームからして結構突っ込みどころがあるのが、アニメになったことでより「それっておかしくね?」と思えてしまうことが難点でした。ゲームだと勢いで誤魔化されるんですが、アニメだと客観的に見れてしまうのでこういったことが起きるんですね。加えて尺の問題で展開の仕方を大胆に端折るので穴だらけになったのも痛いです。特にゲームでは強敵だった狩魔豪がアニメだとただの「閉廷おじさん」に見えてしまって残念。

あと逆転裁判は物語的には本当にどうでもいい小ネタが魅力的なので、尺や演出の都合上そのほとんどがカットされたのも残念です。ただしオバチャンは最高でした。あと1話目に3で出てくるセンス絶無な「RYUセーター」がちらっと映るんですが、かと思えばよくわからない改変があったり、スタッフは逆転裁判が好きなのかそうじゃないのかちぐはぐな印象を受けました。これらのことからも原作再現が出来ていたかというと、残念ながら出来ていなかったと言えるでしょう。「異議あり!」と言うたびに突風が吹くのは好きでしたが(笑)。

作画がひどいとよく言われますが、まあそもそもあんまり動かないので個人的には気にならず。オープニングも結構好きでした。特にワンクール目の逆転しようぜJustice!」というクソダサいフレーズは一時期マイブームを起こしました。

良かったところもあります。声優陣はほぼ完璧に近かったと言えるんじゃないでしょうか。成歩堂が梶はちょっとちがうかなあ、って最初は思ってましたが今では慣れました。真宵ちゃん春美ちゃんも可愛くて良し。矢張と御剣も思っていた通り。狩魔豪大塚明夫ボイスのおかげでかろうじて威厳を保っていました。冥は声質というよりも演技力が少しばかり足りなかった感じ。

あとこれはゲームのものを使ってるので当たり前なのですが、BGMは本当に良かったです。やはりなんといっても「追求」が流れると問答無用でテンションが上がりますね。

とにかく見ていて楽なアニメでした。他にも見て疲れないアニメはあるでしょうが、私は次回へのヒキや物語の緩急がないと見る気が起きないタイプなので、逆転裁判のアニメは非常に都合のいいアニメでした。あと見ながらプレイした当時を思い出せるのも良かったです。

アニメを見て興味を持った人は是非ゲームの方もプレイして欲しいですね。そしてスタッフの皆さん、逆転裁判3のアニメ化もお待ちしています。

 

遊戯王ARC-V 第124話「蘇る幻影騎士団」

サヤカを助けて怪我したり、セレナにスタンガン喰らったり、黒咲さん不憫過ぎる……。かつてここまでデュエルに関係ないリアルダメージで負傷したデュエリストはいないだろう。というかスタンガンってどうなん?って感じですけどね。もうちょっとうまい退場のさせ方はなかったのか。あとプロフェッサーが一々席を立ったり座ったりするので威厳がどんどん減っていく。とりあえず次回の新オッドアイズに期待。