BLUE GIANT SUPREME 第3話「IN BETWEEN」感想

ドイツで吹くにはどうしたらいいのか模索する大。ドイツではみんなジャズは静かに聴くのを目の当たりにし、「盛り上がる」とは一体なんなのかを今一度考えますが、答えは出ません。

前回とは別の店のマスターに自分はここで吹けるか?と質問したところ、アジアのジャズを知らない、だから君はここでプレイできない、と素気無く断られました。ジャズについてまるで詳しくないですが、自由の音楽であるジャズに、アジア人であるというだけで壁のようなものが存在するというのは変な話に思えます。まあアジア人という以前に、前回も言いましたが大のようなよくわからない異邦人を演奏させてくれるような所は中々ないのがふつうでしょう。

さて、冬の寒空の下サックスの練習をしていると、それを見かねたおばあさんが大に自身の手袋をプレゼントしました(小さすぎて入んないですけど)。何か返せるものはないかと、大は演奏で応えることに。ドイツに来て初めてのリスナー。大は全力で吹きます。人の優しさに触れた大は、自分はどこまでも行ける気がする、と、思いを新たにします。この大の持つ絶対の自信が、BLUE GIANTの魅力の一つでもありますね。

コーヒーショップで大がコーヒーを飲んでいると、何やら話しかけてくる男が。この男が現状を打破する切欠になるのか、果たして……?