今週のジャンプ感想 2016年47号

・「ONE PIECE
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ビッグ・マムはどういったわけか天候を従えることが出来るとのこと。強いとかどうとかの次元を超えて最早インチキのレベルです。どれほど強大な海賊団でも、船を沈められては太刀打ちのしようがありません。海上での戦いにおいてはまさに無敵、海賊にとって最悪の能力と言えるでしょう。

・「火ノ丸相撲
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お前は凄ぇよ……ホタル……。いやマジで。
ジャンプを読んで驚きのあまり声を上げたのは久しぶりです。いや、逆ですね。驚きのあまり絶句しました。つーかドン引きしました。川田先生には全幅の信頼を寄せているので私の予想を超えてくれると思っていましたが、それでも奈落の底に続く道、なんて大袈裟なんじゃないかともまた思っていました。結果見事に予想の遥か上を行かれました。
桐仁の思惑すら超えて、三ツ橋が選んだ地獄の道。もともと三ツ橋は火ノ丸に憧れて相撲部に入ったのに、その憧れを捨て、自分の評価をどん底にまで堕として、周りの人間全てを敵にして、それでもチームの勝利を手にしようとする三ツ橋からは狂気を感じずにはいられません。ふつうそこまでするか?覚悟と呼ぶにはあまりにも邪道で、到底スポーツ漫画の主人公サイドがやることではない。しかしだからこそ面白い展開です。
真田が「死んでも勝ちたかった」と言っていましたが、そうは言っても捨てられるものと捨てられないものがあるでしょう。その一線を超え勝利のために全てを捨てることが出来る人間が、果たしてどれほどいることか。そしてそれをやってのけた三ツ橋は、ある意味火ノ丸と同等か、それ以上のメンタルを持っています。
しかし、これで勝ったとしても絶対に周りは納得しません。以前三ツ橋は、自分の勝利が火ノ丸の夢を汚してしまうんじゃないかと悩んでいましたが、まさにその通りです。これではチーム全体に、ひいては火ノ丸にもケチが付いてしまうんじゃないでしょうか。まあ火ノ丸ならそんなケチすら実力で黙らせてしまうでしょうが。
三ツ橋に対しチームの為に選び磨いた相撲が誇らしいと言っていた火ノ丸が、こんな相撲事態を侮辱するようなやり方にどう反応するのかも気になるところ。これが団体戦であることを考えると、チーム全体に後の試合に響くような不和が出来るようなことはないと思いますが。
まだ三ツ橋が勝ったとは決まってませんが、試合後の展開がどうなるのか、川田先生の腕の見せどころです。

・「約束のネバーランド
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シスターのどことなくジョジョっぽい動きに大爆笑。ふつうに子どもたちに見られているのもポイント高い。シスターの登場からこっち、ずいぶんと面白くなりました。
このマンガもだいぶ掲載順が安定してきました。これならそうそう打ち切られることもないでしょう。まあ他に候補はあるし。

・「ブラッククローバー
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また乱入か……とは俺はそんなに思いませんでした。もうちょっと溜めてもいいとは思いますが、ブラクロはファンタジーバトルマンガだから結局のところ戦ってナンボだし、スピーディーな展開を歓迎する人も多いでしょう。あとは四つ巴をうまく描けるかどうか。しかし八輝将の奴はホントにカズレーザーそっくりだな。
来週から二号連続表紙&巻頭カラーということですが、ジャンプも余程次の看板に困ってるんだろうな……。

・「鬼滅の刃」
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2話以来初めてのCカラーじゃないでしょうか。鬼滅の刃も軌道に乗ってきたようで、ファンとしては嬉しいかぎり。
多分父親の方ではなく息子が十二鬼月なんでしょうね。で、炭治郎のもとに義勇が助けに来ると。いや、伊之助のほうか?
善逸は命は助かるのでしょうが、鬼殺隊を続けられるんでしょうか。ここで一旦フェードアウトかもしれない。

・「左門くんはサモナー
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とりあえず左門くんはサモナーのグッズ第一号は「宰相のOTAKUネクタイ」に決定ですね。
メドゥーサに対し左門がガーゴイルを召喚する展開は、対策さえ立てればどうにかなるメガテンを想起させてグッド。