今週のジャンプ感想 2016年48号

・「ブラッククローバー
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もっとこう……あるでしょ……?
ここ最近褒めてた俺がバカみたいな展開です。退魔の剣で自分の腕をぶっ叩くのはなかなか面白いと思っていたらコレ。いや、まあ分かるんですよ田畠帝の考えは。折角の巻頭カラーですからばばーんとアスタを活躍させたいのでしょう。でもいくらなんでもこれはない。
あまりにアスタの復活が早すぎて悲壮感もそれに伴う復活の高揚感も何もあったもんじゃない。窮地に追い込まれる仲間、見ているしかないヒーローの嘆き、戦線復帰し仲間のピンチに颯爽と現れ敵をぶっ倒す爽快感、これが王道であり俺の思い描くヒーローの復活劇であり、ブラクロもそうなると思っていました。つまり「悟空――!!!はやくきてくれ――っ!!!」が理想です。書いてて思ったけどこれヴェット戦のヤミそのままだな。
治療不可能だと言われていた腕の問題の解決がこれではこの先のブラクロがいかにシリアスな展開になってもあまり期待できそうにありません。まあまだアスタの腕を治した女王の術に裏がありそうですが。

・「約束のネバーランド
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内通者はレイであるばかりか、そもそもの発端を仕掛けたのもレイでした。これには驚きました。良い意味でも悪い意味でも。
確かにレイが脱獄を仕掛けたというのはまるで想像してなかったし、意外性があって良い。しかし意外性は時としてリアリティを犠牲にしてしまいます。
この前映画「インフェルノ」を観た時も思ったのですが、読者の裏をかこうとするあまり「それってありえなくね?」と言う疑問がどうしても湧いて出てきてしまいます。約束のネバーランドで言えば第一話でもしエマ達が見つかったらその時点で計画は終了です。未来を見通せるわけでもないのに、不確定要素がありすぎる計画が上手くいくのは、未来が見通せる作者の顔がチラついて萎えてしまいます。

・「鬼滅の刃」
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うまく言葉にできませんが、誰よりも家族の絆を大事にする炭治郎がこういうこと言うのってなんか良いですね。家族の絆と仲間の絆を区別しないのが良い。

・「左門くんはサモナー
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