今週のジャンプ感想 2016年45号

・「歪のアマルガム
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打ち切られながらも最後はなんやかんやいい感じに終わらせた「三つ首コンドル」の石山諒先生が戻ってきました。……え、マジで?
俺が驚いたのはその画力の向上です。目を見れば確かに三つ首コンドルと同じ作者だとわかりますが、それも言われてやっと思い出すレベル。キャラデザ、アクション、ガジェット、一枚絵、どれをとっても三つ首コンドルとは同じ作者とは思えないほどにレベルアップしています。相当勉強したのでしょう。
話のほうは、純朴そうな少年が不幸な事故から異形の怪物になるという東京喰種を彷彿とさせる第一話でしたが、異形のヒーローものは大好きなので◯。これからも期待していきたいと思います。

・「ブラッククローバー
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アスタの腕の治療のために奔走する団員の思いを知って男泣きするアスタ。良いシーンです。
魔力に恵まれなかったけど仲間には恵まれた、というセリフで俺が思い出すのは伊坂幸太郎氏の小説「砂漠」です。大学生男女五人による日常(だいたい麻雀)をユーモラスな筆致で描いた傑作で、俺も砂漠のような大学生活に憧れましたが残念ながら叶うことはありませんでした。それでも作中の「何も恵まれなかったけど、友だちには恵まれた」というセリフは今でも俺の金言です。

・「鬼滅の刃」
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「俺じいちゃんが好きだよ!!」と言われ照れる爺という、なんと言っていいのかわからないシーン。この妙に外した笑いが鬼滅の刃の魅力です。しかし出た当初はうざくて仕方がなかった善逸が、ここまで面白キャラになるとは。

・「ワールドトリガー
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よ、よ、よ、よんまんごせんきゅうひゃくろくじゅういちぃ……!?
攻撃手6位のイコさんの約四倍のポイント数。圧倒的過ぎる。No.1攻撃手の肩書は伊達じゃないということか。