今週のジャンプ感想 2016年52号

・「オレゴラッソ」
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始まる前からネットでは死臭がひどいだのなんだの言われていた新連載。まあジャンプでサッカー漫画って鬼門ですからね。
で、読んでみての感想はというと、良い点もあるが悪い点の方が目立つ、といった感じです。
主人公バンバが暴力沙汰を起こした理由を数ページで過不足無く描いた点や、ゴラッソを決めたシーンの迫力などは良かったです。しかしシーンからシーンに移る時に違和感がありマンガを書くことに慣れていない感じがします。加えて、アオリで球世主とか書いちゃう、手紙を破るとタイトルが出てくる演出、「As the man is BANBA~その男バンバ~」という副題、頻出する「バンバッ!」という擬音、などそのセンスはちょっと真似できません。悪い意味で。
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『運命的ゴラッソ!!クレバーになりすぎた現代サッカーに革命が起きる――!!』
訂正します。このセンスは絶対に真似できません。良い意味で。どうやら俺はクレバーになりすぎたようだ。

・「みんなのこち亀 松井優征
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こんな形でネウロをまた目にするとは。今でも好きなマンガの一つなので嬉しい限り。やはりというか、ネウロ、というより松井先生は絵が少し変わりましたね。幾分丸くなったというか優しげになったというか。いつの日か毒全開の松井先生の新作を読める日が来るのでしょうか。ちなみにネウロこち亀を読んだことも無いと言っていますが、このあとこち亀の大ファンであることがすぐに分かります。このツンデレめ。

・「デモンズプラン」
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仕事を抜ける穴の分の金を払わないと辞めさせないと言うが十分な金を渡され、本当に金が欲しくてそんなことを言ったと思ってるのかと悲しみ、ついカッとなってしまう社長。なかなか良いシーンです。新連載では今一番期待しているので、このまま面白さをキープしていって欲しい。